チヤミロッド

チヤミロッドの特徴

トラウトロッド・テンカラ竿 当バンブーロッドの特徴

当バンブーロッドはカーボン芯による印籠継を採用しています。一般的な金属フェルールに比べ軽量に仕上げる事ができる為、継数の多いパックロッドには特に有効な継ぎかたです。このカーボン芯は継数にもよりますが竹の中に隠す事もできます。フェルール部分が重量物にならない為、ダルさのないシャープな振り心地に貢献しています。
パックロッドのフェルールはカーボン印籠継
パックロッド4ps
竹フェルール(フェルールのカーボン芯を竹内部に隠したタイプ)

仕上がりの違い

下の画像の2本の竿は、私が作成し普段使いしているルアー用のバンブーロッドですが、
仕上がりにはいくつかの違いがあります。

①グリップ一体型か着脱型か。
これはもう見たままです。 上:一体型 下:着脱型

②竹色の違い
画像上の竿はこんがりきつね色、下の竿は麦わら色をしています。
これは火入れ方法の違いによるものです。
上の竿は、竹を細かく割る前に竹皮の上からガスバーナーで直火で焼いています。高温短時間型の火入れです。もっと色を濃くすることもできますがあまり焼き過ぎると竿のしなやかさ強度が低下しますのでこのくらいの竹色に留めて置くのが良いです。
下の竿は、竹割り荒削りまで行ってから160℃位の温度でじっくり火入れしています。低温長時間型の火入れです。麦わら色の仕上がりです。

③塗装方法の違い
上の竿は、釣竿を吊るしておいてニスをかけ流して塗装しています。写真で伝わりづらいかもしれませんが、艶々とした光沢のある仕上がりです。よく見ると下に並べた竿が写りこんでいますね。
下の竿は、布でニスを竹に刷り込むように塗った、拭き塗りと呼ばれる塗装をしています。塗膜が薄く光沢はやや控えめな仕上がりになります。
かけ流し塗装の竿は光沢があって華やかさがある一方、渓流で崖をへつったり岩を上ったりしているうちに竿に傷をつけてしまったときは拭き塗りの竿に比べると傷が目立ちやすいです。拭き塗りの竿は、塗膜が薄いのでかけ流し塗装に比べると光沢が控えめで少々の傷は目立ちにくく、バンブーロッドの特徴の六角形が角までシャープに出ます。塗膜が薄いといっても竹に浸み込ませているので弱い訳ではありません。

①②③いずれも、どちらが優れているということではなく好みの問題です。
ご希望があればご相談ください。
※特にご要望がなければ低温長時間型の火入れ、拭き塗りでの仕上がりになります。当HPの商品画像はすべてこのタイプです。


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